皆さん、こんばんわ(*^^)v
片山建具店の襖師 水内 誠人です。
いつも通り襖縁を取り外し、表面の表紙【おもてがみ】を剥がしてみたら
襖の下地が画像の様に紙が経年劣化でパサパサになるくらい
ボロボロにいたんでいました。(´・ω・`)
下地は基本的には変えることは無いので致し方ありませんが
この下地を補修しないと結局、紙を新しく張り替えても表に敗れている箇所の
痕が残ってしまいます。(´・ω・`)
いかに上手に直せるかが襖職人の腕の見せ所です。(*^-^*)
最近では襖の貼替の価格が安い他社の襖の施工業者さんが多々、いらっしゃいますが、
価格の安い他社さんはこの下地を直したり表紙【おもてがみ】の裏に受け紙【うけがみ】
と呼ばれる下地紙【したじがみ】を貼って【下貼り したばり】と呼ばれる下地の処理をしない他社さんが多くいらっしゃいます。
ある程度の工程を省くことによって一枚当たりの貼替価格を下げているんですね(-.-)
しかし下地処理をしない、または表紙【おもてがみ】の裏に【下貼り】をしないと、
●梅雨の時期や雨が降ると襖の紙がたわんでしわが出る
●貼替が完了して何年もたたないうちに奇妙なシミが浮き出てくる
等の症状が出てくることが有ります。
ですがやはり貼替が完了したらいつまでも綺麗な襖の方がいいに決まってます。(*’ω’*)
だから片山建具店ではお預かりした全ての襖に下地処理をして出来るだけ長く綺麗な状態を維持させるために
下地処理を必ず、行ってお客様にお渡しさせて頂いています(*^-^*)
襖は『紙』という非常に繊細な材料で出来ています。
だからこそ完璧に扱うにはそれなりの技術と知識が必要とされます。(´・ω・`)
弊社の社長は建具職人であると同時に表具の一級技能士の資格を持っています(*^-^*)
その親方の下でもっともっと修行してこれからも皆様のお宅へ長持ちする上質な襖をお届けできるように
頑張っていきます!!
また次回、出来あった襖をアップさせて頂きます。( *´艸`)
どんな襖でも心をこめ 【もうひと手間】 かけて一歩上の襖の貼替を致します
上質な襖、障子の貼替なら創業78年 岡山の(有)片山建具店
かたやまたてぐてんの【 襖 師 】水内 誠人でした(*^^)v