こんばんわ(*’ω’*)
片山建具店 『現代の襖師』 水内 誠人です(*´ω`*)
今回の『襖師の貼替コーナー』は 雪見障子です(*^^)v
いい感じに穴が開いちゃってます(*’ω’*;;)
今回のお客様は前回はご自分で貼替をされたらしいのですが
画像をご覧の通り障子紙の四方がガタガタになってしまっています・・・(´・ω・`;)
ホームセンターで障子紙を購入されたらしいのですが、量販型の糊【のり】は乾燥後、カチカチに
固まってしまいその上から濡れたままの障子紙を切らなければならないので一般の方では上手に紙を切ったり剥がしたり
等の次回の貼替が、実に難しくなってしまいます(´゚д゚`)
最近では、お客様の手で直せない、無理やり紙を剥がして桟や継ぎ手が折れたという
状態で弊社に持ち込まれるケースが増えて来ました
そこで!!私たちプロの『襖職人』の出番です(*^-^*)
しかし、正直、私たちの腕でも綺麗に剥がし切ってしまうには困難を極めるケースがあります
ご自分で量販型のもので貼替を繰り返してカチカチの糊が山盛りになってどうにもままならない状態になってから
持ち込んでこられたこともあります。こうなると、糊を除去しきるのは不可能となる場合が有りますが
今回はご依頼頂いた障子は4枚とも比較的軽度の状態だったので綺麗に張り替える事が出来ました
綺麗に張り替える事が出来るとお客様に喜んで頂きたくて
早く納品させて頂きたくなります
確かにDIYで張り替えれば安価に貼替は出来ますが基本的に、量販型の紙と糊は決して次回の貼替の事まで
考慮して販売されているものではないという事をご理解して頂けると幸いです。
器用な方は量販型の物でも貼替の回数を重ねると上手に貼替できるのかもしれませんが・・・
次回の貼替を考慮して水を混ぜて調整し、あえて粘度の低い糊を作ったり
【これにはちゃんと意味が有りますがプチ企業秘密という事で・・・】
貼替の際、濡れている状態の紙をもげさせず障子紙を綺麗に切る事の出来る技術と刃物の手入れ、
これらを学ぶ為に費やした練習の時間・・・これらが揃って初めてお客様に納得して頂ける
障子の貼替が出来る事を分かって頂けると職人冥利に尽きます!(^^)!
これからも片山建具店は綺麗に貼替をしてお客様に喜んで頂ける仕事を続けて行きます!(*^^)v
長年、培った本物の技術で上質な襖、障子をお客様のお宅へ!!
弊社では建具も襖も両方、こなせます。
確かな技術の木製建具、襖、障子の事なら創業79年
岡山の(有)片山建具店へ!!
『現代の襖師』 水内 誠人でした(*´ω`*)